バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

秋の空

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「男心と秋の空」「女心と秋の空」どちらが多く使われるのかわからないが、今日この話題を出すのであれば「男女関係なく個人の問題」となるのだろう。

秋の空のように変わりやすい心は主に恋愛についてだろうけれど、私は時々それがとてもうらやましくなる。移ろいやすい方が、身も心も身軽ではないかと思うのだ。私自身は恋愛に限らず、揺らぎが少ないタイプのようで、自分がある、意志がはっきりしている、などと言われることが多い。

だからなのか、くらげのようにふわふわと動いている人がうらやましくなってしまう。

ずっと抱えている思いが消えることはあるのだろうか。

そうであるならば秋の空の中に溶け込んでほしい。

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秋の空は移ろいやすいのかも知れないが、ずっと眺めていると華やかに思えてきて、その場にじっと耐えているような自分が、なんだかとてもちっぽけで色合いのない真っ黒なモノに思えてくる。

重たい空気をもたず、ふわふわと飛んでいけるような軽い心でいたいけれど、性格上なかなか難しいのかも知れない。

ただ、本当に少しずつではあるけれど、他人に寛容になれてきた気がする。もちろん、まだまだ足りないのだけど、ここ数年で実体験から得た視点、関わってくれた人が教えてくれた視点がいくつも増えたので、見える範囲が広くなったように感じている。

自分を磨くには自分の力では限界があるので、多くの場所へ足を運び、多くのモノに触れ、多くの人と話す必要性があるという当たり前のことを実践しただけとも言える。でも、考えたことを実践するのってだいぶ頑張らないとできないんじゃないかな。勢いもあるし、さまざまな恐怖を乗り越える必要もある。こういうときはある程度の鈍感さがあった方が軽々越えていくのかもしれない。「鈍感さ」には見えているはずのものをあえて見ないことにするって行為も含んでいると記しておく。


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空気が澄んできて、闇夜に光を放つ工場の灯りがだんだん際立ってきた。灯りに引き寄せられる虫たちのように、私も引き寄せられて工場地帯へ向かう。

いつか工場夜景クルーズに参加したいと思いながら、なかなか一歩を踏み出せないでいる。

近い未来の目標にしよう。

海側から見る工場夜景を見て、私は何を思うだろう。

そう考えるだけでもなんだか明日が来るのが待ち遠しくなりそうだ。