季節がゆるやかに移りゆくさまを肌で感じることが好きなのに、今年はゆるやかどころか突然過ぎてなんだかラブストーリーみたいだった。
小田和正かよ。
古いかよ。
失敬。
とは言っても汗っかきで肌が弱い私にとって夏はとてもしんどいので、気温が低くなったのは喜ばしいことである。窓を少し開けて部屋に入り込む空気を手のひらで受けてみる。薄い青と透明なものが混ざりあってするすると指のあいだを流れていくような気がしてきた。
近くの建物から笑い声が聞こえてきた。隣の部屋からは話し声が聞こえてくる。うるさすぎない生活音は心地よく、わたしの他にあなたがいることで安心感が生まれる。
普段の生活はひとりでも可能だと思うけれど、結局わたしはひとりでは生きられないのだ。あなたがいて私がいる。あなたが私に気がついてくれたから私というものがカタチとして浮かび上がってくる。
そんなことを考えるとひとりぼっちって存在しないのではないかと思えてきた。
1ヶ月ぐらいブログを書いていなかった。
忙しいのは本当だけどおそらくそれは言い訳であり、ことばをカタチにする時間を作らなかっただけだ。何を書いても良いのがブログの良さなのだからもう少し気楽にやっていこうではないか。
とりあえずは今月出店予定の一箱古本市で配るようなフリーペーパーを書くところまでやってみることにする。
絞り出すのでもらいに来てね。
詳細は後日。
本を読んで寝落ちして待っててね。