バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

私の目に映るもの

先月に目の手術をして自宅療養中である夫。

今日、診察へ行ったら、再手術・入院と言われたらしい。
正確には再々々手術。つまり4回目である。
 
自宅療養に入り、約1ヶ月。
仕事復帰は遠いものの、このまま治っていくと思っていた。
現実って甘くないね。私達、そんなにMじゃないからもういいのに。
 
義母からの連絡を受け、仕事を昼で切り上げ入院準備のため自宅へ戻った。
その後、病院へ。
本当は義母任せじゃいけないのだろうけど、子どもの事があるからそこは甘えている現状。
病室に長くいるのは息がつまると義母が言っていたのを思い出し、しばらく世間話をしてきた。
 
実は来月、義姉も手術を控えている。義姉は東京にいるため義母が行かねばならず、その間の動きを義母と軽く打ち合わせた。
いろんな事がいっぺんにくると、もう笑うしかない。
 
目を4度手術してどうなるのだろう?と帰りの車の中で思った。
見えなかったらどうしようって。
 
私の目は色々なモノを映し出し、様々な感情を私にもたらしてくれる。
真っ青な空に西から射す日の光が眩いくらい照らしているけど、これをなんと表したら相手に伝わるのだろう。
女子高生らしきあの子の赤いマフラーもハゲかかった黄色い看板も前を走っている青いインプレッサも何もわからないんだ。
あの壊れかけた自転車も笑顔の素敵なキミも果てしなく続く水平線も何もわからないんだ。
 
そして、私が見えないんだ。
 
そう思うととても怖くなった。
 
私でさえそんな感じなのだから、本人の痛みは計り知れないな。
 
 
「私って無力だよなぁ」と痛切に感じてしまい、これを書いていたりする。
文章を書いている間はそのことに集中できるから、余計なことを考えずにすむのが利点。
これさえ書けなくなった時は…もう震えそうだから考えるのやめよう。
 
さて、出来ることからしていこう。
 
車でずっとくるりと友達の歌ってるCDを聴いていたらとても気持ちが良かった。
友達の声っていいね。とても落ち着く。
 
出来るだけたくさんの声を私に聞かせて。
 


くるり - 言葉はさんかく こころは四角 オーケストラVer. - YouTube