バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

20190922 ~エマルジョン

朝晩は涼しく、暗闇に小さな灯りがともるような虫の声が聞こえてくる。

過ぎ去った夏がもはや遠いことのように感じる。今年の夏、私はよく頑張ったのではないかと思う。自ら楽しむこと、飛び込むこと、守ること、歯を食いしばること、すべてを引っくるめて心が底へ沈まないように耐えたと言ってもいいのかもしれない。笑えないときに笑おうとすることは苦しいことだ。

 

気温が下がったので、温かいものが食べたくなり豚汁を作った。具はそのときによって変わるけれど、私は牛蒡をたくさん入れた豚汁が好きだ。ささがきにしてしっかりと炒め、香りをくんくん嗅ぐのが好き。豚肉と牛蒡の合わさった香りも好きだ。大根、人参、油揚げ、こんにゃくの入った豚汁を子ども達は美味しいと言って食べてくれた。味噌は娘が好きなこうじみそを使った。

いつも子ども達に「料理は科学だよ」と話している。私は理系ではない(友達には体育会系と言っている)のだが、栄養学を学んでいたことがあるため、料理は科学だと感じている。いつも意識するわけではないのだが、迷ったり、失敗した時に科学的な思考で見直すことをしている。先ほど娘にドレッシングについての質問を受け、酢と油は混ざり合わないことから、エマルジョンの話をした。私の頭の中ではO/W型が浮かんでいた。どうやらこういうのはあまり忘れないようだ。浸透圧など色んなことを意識すると料理に大きな失敗は起こらない気がする(ときには失敗するけど!)

以前、給食を作る仕事をしていたときにベテラン調理師の方から「料理はタレさえ覚えればなんとかなるものよ!」と言われ、何と何を組み合わせれば洋風や和風になるのかを教えてもらった。普段は面倒なのでドレッシングを使うが、ドレッシングを切らせたときは子どもに「何味にする?洋風、中華風、和風?」と、聞き、答えのあった味のドレッシングを作っている。

凝った料理は苦手だが、普通の家庭料理を作ることは出来るし、時間があるときの料理は楽しいと思っている。

炒め物などでも市販のタレを使わないので今のタレがどれほど美味しくなっているのかには興味を持っている。今度買ってこようかな。

作るのも良いけど、便利なものは便利に使いたいもんね。