住まいの近くで毎日トントンカンカン音がする。一般的な住宅ではないと思われるその建物が何になるか、ずっと子ども達と考えている。毎日観察することでわかったこと。
・基礎工事にめちゃくちゃ時間をかけていた
・二階建てになるような雰囲気
・建物の中に長い廊下があるような間取り
・同じかたちの部屋がいくつか存在するっぽい
上記の理由から、息子は老人ホームのような施設ではないかと推測しているようだ。
さて、いつ完成するかな。
娘に「スイートポテトを作って」と頼まれていたことを思いだし、作ることにした。いつもは家で食べるだけなので裏ごしなどしないのだけど、今日はなんとなくやりたくなった。面倒で途中でやめたくなったけれど、出来上がりを食べたらやっぱりなめらかだと思った。
「いつものスイートポテトと何か違わない?」
「あ、え、うーん……かたち!」
確かにそれもあるけれど、娘の答えに次は裏ごしなどするものか!と思った。
まるっこく作ったスイートポテト。
ぽてっとしてかわいい。
ぽてととかけてないよ。
ほんとだよ。
薬局のポイントがたまったため、インターネットで景品を注文しておいたのが店舗に届いたとメールがきた。店舗へ向かい、メールを確認してもらうとすぐに景品を持ってきてくれた。だが、そこから店員さんが何かを探しているようでなかなか戻って来ない。やっと戻ってきた店員さんは「すみません。店舗控えを紛失したようなのでここにサイン下さい」と言った。
サインを書いているあいだ、店員さんは「長い時間お待たせしてすみません」と何度も謝るのでいえ、とんでもないですよ、大丈夫ですよと何度も答えるかたちになった。
特に急いでいたわけでもないので、気にしなかったが、家に帰って子ども達に話したら、
「また?お母さん、そういうの多すぎだね」
と言われてしまった。
存在を忘れられる、頼んだものと違うものがくる、何かを紛失されるなどは数えきれないほどあるが、私に落ち度があるものは少ないと思うので、どうしようもない気がする。
だんだん自分がそれらに寛容になりすぎてしまっている節はあるけれど、まあ、人は間違いをするものだし、自分もそんなに出来た人間ではないので良いかなって思っている。
私は店側の落ち度で他の人とトラブルになった際、怒られ過ぎている店員さんを放っておけなくなり、一緒に謝るような人間なのだ。呆れられることもあるけれど、そこが私らしいとも言える。
時々「あなた、もってるよねー」と言われることがあるのだけれど、私が何をもっているのか自分ではよくわからない。
ただ、この微妙な引き寄せの力は誇ってもいいのかもしれない。
荒田洸「おかえりの唄 feat.アン・サリー」 - YouTube