「お気に入りの詩を紹介し合おう」という宿題が出た娘。
本棚から好きな本を引っ張り出していいよーと伝えると、何冊かを手に取り、ぱらぱらめくっていた。
家に歌集や詩集があるのはなんとなく良いと思う。本当になんとなくだけど。
たくさんの文章を読めないときに開くもよし、装丁の美しさに目を奪われるもよし。
娘は結局、谷川俊太郎詩集(この詩集はブログの「ほしいものりすと」から頂いたものです。何処かの誰かさん、ありがとう。大事にしてます)から『私たちの星』を選んだ。
先日、夜に車を運転しているときに、黄色点滅の信号があった。雨が降ったあとの真っ黒い空に黄色い点滅が眩しく「こういうのってなんかエモいとか言うのかなぁ」と後部座席にいた娘に話しかけると、「私はエモいがわからない!」と返ってきた。
「私はノスタルジックなら好き。あと、スチームパンクは大好物」
そう話す娘にふーんと思いながら、近い感覚のひとと通じ合うのも良いけれど、感受性の違いを楽しむのも悪くないと感じた。
黒い空にピカピカ点滅する黄色い光。
あなたはなにを思いますか?