人の流れが変化する4月を終え、一息ついたような5月。
4月に進学した娘は新しい生活を謳歌している。気の合う仲間に出会えた喜びを日々語ってくれる中で、中学校にはあまり馴染めていなかったと告白してきた。自分が興味を持っている事柄について話したら、変わり者のレッテルを張られることになったのだと。それが今の学校ではまったくそんなことはなく、それどころか「面白い子」と認識されたことがとても嬉しかったようだ。会話を成立させるためには「話す人」と「聞く人」がいなければいけないという当たり前のことを感じ取ったようだった。今まで壁に向かって1人で投げていたボールをキャッチしてくれる相手が見つかったと考えれば、どれほどの喜びであったか容易に想像ができる。相手がいることで視野が広がったようで、先日はバイクに乗りたいと言い出した。影響されやすい性格は相変わらずなようなので、しばらくは娘が吸収するものから得る影響力について考えていようと思う。
1ヶ月近くブログを更新していなかったため、何から書いて良いのかわからなくなってしまっている。
とりあえず、リハビリがてら、写真を並べていこうと思う。これは先日作った焦がしバターのマドレーヌ。お菓子を作り始めてから、用途によって薄力粉を使い分けるようになった。これはドルチェを使用。
家でほとんどビールを飲まないのだが、奇妙礼太郎のライブへ行ったあとで気持ちが高揚していたため、久しぶりにビールを飲んだ。
本当はライブ会場で飲みたかったので、そういう時だけおひとりさまライブは寂しさが増す。それ以外ではおひとりさまのお気楽さに勝るものはない。
ドキュメンタリー映画監督のヤンヨンヒさん著『カメラを止めて書きます』が非常に面白かった。数年前から韓国文学を好んで読むようになった流れで、近いけれど遠い国である北朝も興味の対象となっている現在、この本を読めたことの意義は大きい。
新しいことを知るたびに、今までどれだけ平和ボケして生きてきたのだろうと自分を恥じる。ただ、人はいつでも学び始めて良いのだとも思う。無知であることを責められるようなことがあるならば「それでも知ろうとしているあなたは素晴らしいと思うよ」と言いたい。それは且つて、私がもらった言葉でありとても励まされたのだった。忘れることはない。
cafeめがね書房さんのクリームソーダは何種類かのフレーバーがあり、色が鮮やかで美しい。これはパイン。
完璧なビジュアルに嫉妬を覚える。
こちらもcafeめがね書房さんで頂いたバスクチーズケーキ。濃厚で舌にねっとり残る味わいに嫉妬を覚える。私も誰かにまとわりつきたい(別にストーカーではない)
名古屋にある読書喫茶リチルさんで頂いたパンケーキ。作るのに時間がかかるため、暇な時限定のメニューらしい。口に運んでみたら、丁寧な仕事の味がした。顔が自然とほころび「おいしい」と呟いていた自分が可笑しくなった。丁寧な味はしあわせを運んでくれた。
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ブログを更新していないなあと反省しつつ、「便りがないのは元気な証拠」でもあるしなあと自己を肯定する。
ツラさや暗闇の話は、言葉にすることで浄化するような作用があるようだ。暗闇が心に沈殿され始めると、誰に何を言われなくても取りつかれたように文章を書いている。書かなくなるのは得てして心が穏やかなときが多い。言い方を変えれば感情のコントロールが上手くいっている時でもある。
ストレスのまったくない生活などあるはずもなく、自分にかかった負荷を違う方法で軽減することができている今はなかなか楽しい。
書くことも好きなので、無理をしない程度に文章を書き、自己を振り返りつつ、皆と笑えるように過ごしていようと思う。
奇妙礼太郎 - 「散る 散る 満ちる feat. 菅田将暉」 Official Lyric Video - YouTube