バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

放出

7月後半から体調不良でしんどい。若干、回復の兆しが見えてきたが現在も継続している。

年齢的な面もあるのだろうけれど、重くて血量の多い生理が2週間続いたのだ。元々、貧血体質だったのがこの血量にやられて重度の貧血になっていた。「もう少しで輸血ですよ」と医師に言われた。

とめどなく体内から放出されていく血を眺めて不思議だと思った。これだけ血が流れても動けるのはなぜだろう。例えば、これが子宮からの出血でなければ皆も大慌てだろう。子宮という、女性にだけ備わっている器官はわりと厄介だと思った。幸いなことに重度の貧血のため顔面蒼白だったようで、職場の方は気遣ってくれた。婦人科の予約をネットで取ろうと開始時間に接続したら30秒経ったところで32番だった。開始から1分を過ぎた頃には受付が終了していた。体調不良の最中、受付開始時刻に張り付ける人がどれほどいるのだろうと思いながら、同時にそうせざるを得ない医師の大変さを思った。

とりあえず、鉄錠と次回の生理がきたときのための止血剤を処方された。「血が出たらすぐ飲んで」と言われた。「すぐ」はどれくらい「すぐ」なのかしばらく考えた。いつ始まるかわからないから、1錠は持ち歩くのがいいのかも知れない。

 

重度の貧血だと書いたが、どんな感じかと言うと、起き上がるとめまい、立ちくらみがする。すぐ息が上がって疲れる。調べて見たら「心不全症状」で胸が苦しくなると書かれていた。言葉にするとそういうことだなあと納得しながら、心臓の病に患っている方は常にこの生活をしているかも知れないのだと気づいた。

当事者でなければわからないことって無数にあって、他者に対し、どのように振る舞えば良いのか。それを、いつも間違えてしまう自分を恥じる。

私の目は、心は、何を感じているのか。

あなたの目は、心は、何を感じているのか。

想像力の欠如で片付けられない事柄は、勇気を出して言葉にしたい。

だって、私は言葉を話せるから。

使わない手はない。

 

そして、また、こうして、海の藻屑のような言葉をインターネットの世界へ放出していく。

 


「君のうた」 haruka nakamura / MV by 上野千蔵/Huluドラマ「息をひそめて」主題歌 - YouTube