バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

「覚える」こと

f:id:bambi_eco1020:20211208221806j:image

先日のこと。

取引先からの問い合わせに答えていたら、だいぶ込み入った内容になってきたため「注文になるようでしたら私宛でお願いしますー」と伝えたところ「はい……えっと、Aさん?それともBさん?」相手は迷いながらそう言った。

Aは私が結婚していた時の名字であり、Bは現在の私の名字である。

つまり、AさんもBさんも「私」だ。

相手にそのまま伝えたところ「えーーっ!ずっと似てるなぁと思いながらも別の人だと思ってました!」とめちゃくちゃ驚かれた。

こちらはずっと軽いノリで話していたので、わざわざ説明しなくても何かを察してくれたのだろうと勝手に思っていたため、とんだ勘違いだったのかと笑ってしまった。

伝わっているようで伝わっていないことは往々にして存在する。私ももう少し丁寧に相手の言葉を聞いてたらこんなこともなかったのかもなぁと思った。まあ、離婚とかそこまで言って回ることじゃないので笑って終わりで良いと思う。

***

会社で扱っている製品の多くがセミオーダーのため、問い合わせの対応にスキルが求められる。何も知らないところから始まり、答えることが出来なかった質問を覚えることを繰り返した。

「覚える」は言葉だけを覚えるのではなく、このパーツとあのパーツを組み合わせるとどうなるかなど考えながら覚えなければ、ひとつの質問に答えることが出来てもそこから更にツッコまれた時に全く役に立たなくなる。メールなどの問い合わせは考える時間が与えられるが、電話はそういう訳にはいかない。もちろん、即座に答えられないことは折り返せば良いのだが、時間を考えるとその場で答えられる方が効率が良い。

私の場合、電話の相手が話始めたら頭の中にYES/NOチャートを描く。

「この組み合わせは問題ないです」

「その組み合わせは可能ですが、このあたりに不安が生じます」

「その組み合わせは厳しいので、こちらのものを提案します」

何十通りどころがおそらく何百通りにもなる組み合わせを頭の中で描き、組み立てる。もう、私が電話で答えているときに社長から間違いを指摘されることはほぼなくなった。むしろ、社長以外では私ともう1人しか同じような答えが出来ないだろうと言われるくらいになった。

時々、よく積み重ねたなぁと思う。そして自信に繋げる。

取引先の方々から「答えられる人」と思われている節があり、指名の電話がとても多くなった。それは大変だけれども認められていると解釈し、明日もなんとかやっていこうと思う。

 

 

 


butaji | free me [Rearranged by tofubeats] (Official Music Video) - YouTube