絵本
加藤休ミさんの『クレヨンで描いたおいしい魚図鑑』を読んだ。 魚図鑑と言っても泳いでいるような魚を描いているのはほんの一部で、メインはおいしい料理になった魚たち。 ぱらぱらめくって出てくるのはさんまの塩焼き、金目鯛の煮付け、あじの開き、ししゃ…
昨年最後に頂いたプレゼントは『KISS』という絵本だった。 この絵本があまりにも素敵で、頂いてから何度も開いたり閉じたりを繰り返している。 『KISS』を知ったきっかけは6次元のナカムラクニオさんのツイートであった。 河出書房の田中さんが教えてくれた…
今年も残りわずかとなってきました。 「私が今年購入した絵本」を紹介するのは今年で4年目になります。毎年、素敵な絵本がたくさん発売されるのでとてもじゃないけど全部のチェックはできませんが、手元にあるのはどれも私が気に入ってる絵本です。1年を通し…
学生だった頃、クレヨンハウスで素敵な絵本に出会った。 絵本が大好きだったのでたくさんの絵本を読んでいたが、その絵本は今までに読んだどの絵本とも違っていて衝撃を受けた。 値段を見ると少々高かったが、思い切って買うことにした。 その絵本がONE STRO…
『宮沢賢治の鳥』を読んだ。 購入したのは数か月前で、ずっとブログに書こうと思いながら放置していたため、再読してからこの文章を書いている。 この本、絵本ではあるが、様々な要素を含んでおり、一般的に思いつく「絵本」のくくりとはちょっと違う気がし…
母が幼稚園教諭(のちに保育士)であったためか、家にはたくさんの絵本があった。毎日毎日本棚から絵本を取り出して読んだり、読み聞かせてをしてもらっていたので「思い出の絵本は?」と問われると逆にしばらく悩む羽目になった。 私にはとにかく何度も擦り…
こどもは繰り返し遊びが大好きである。 大人にとっては「えー、まだやるの?」と思わず言ってしまうくらい過酷な状況になることもあるけれど、それでもこどもは繰り返し遊んでは、また、けたけた笑う。 『ぜったいに おしちゃダメ?』を読んだ。 表紙をみて…
7月に入ったとたん、急に暑さが増してきた。 公園の草取りをして、首をつたる汗を感じている時に夏のにおいがした。 夏の日の思い出といえば、市民プールを外すことはできない。 小学生だった頃、夏がやってくると私は友達と自転車で市民プールへ遊びに行っ…
ごとうみづきさんの『おなみだぽいぽい』を読んだ。 読み終えたあと、体の中に入っていた何かがすっと飛んで行ったような気がした。 すごいと思った。 絵本をずっと読んでいると、絵が素敵だとかじんわり優しくなれるとか、そういった意味でのお気に入りの絵…
私は寝つきが良いのだけれど、時々夜中に目を覚ます。 不安なことが続いたりしている時に目を覚ますことが多いようなのだが、夜中に起きてしまうと夜があまりにも永遠にあるようで怖くなったりする。 一年を通してみれば、夜の長さは違うけれど、昨日の夜と…
ここ数年で私は何を学び何を得ているのか、手ごたえを感じずにわからなくなったりしていた。例えば、学校へ通っている時は学んだことに対してテストがあり、少なからず知識を得たことをはかれたり、感じられたりしていた。それに対し、現状は何ができるよう…
ここのところ、ずっと眠い。よく眠れるのは夏がきていない証拠とも言えよう。夏になると汗がべたっ、蚊がぶーんとして眠れないのだからね。 夜が短くなり、昼が長くなったのは実感している。とにかく朝、明るくなるのが早い。間違って4時頃に目を覚まそうも…
『フワフワ』を読みました。 ehonkan.co.jp おおなり修司さんと高畠那生さんの組み合わせで面白くないわけがないでしょ!と思い、本屋でぱらぱらめくってみたら……やっぱり面白かったのです! タイトル『フワフワ』の文字からふわふわしていますが、すべての…
刈谷市美術館で開催されている「描かれた大正モダン・キッズ 婦人之友社『子供之友』原画展」へ行ってきました。 https://www.city.kariya.lg.jp/museum/exhibition/schedule/H29kodomotonoto.html 『子供之友』は婦人之友社から1914年に創刊され、大正から…
現在、四日市市立博物館で開催されている『エドワード・ゴーリーの優雅な秘密』展へ行ってきた。 エドワード・ゴーリーといえば、残酷で不穏な絵本が多いイメージであり、実際そうなのだが、それぞれの絵を眺めていると表面では語られない奥深さがあるように…
発売されたばかりのMOE4月号を読んだ。 表紙に大きく「ヨシタケシンスケってすごいの?」なんて書かれたら、気になって気になって手に取らずにはいられなかったのだ。 ヨシタケシンスケさんは今や大人気の絵本作家である。 デビューして4年。デビュー作であ…
最近、絵本の記事を書いていないことに気づいた。 なので、本棚の絵本をざざっとみて、私が好きな絵本を1冊紹介するコーナーをこれから始めることにする。もちろん、不定期。 今回はつつみあれいさんの『ピーナッちゃんとドーナッちゃん』。 表紙を見るかぎ…
またまたこの季節がやってきました。一昨年、昨年に続き、「私が今年購入した絵本(今年発売したものに限る)」を書いてみました。1冊だけ、昨年末発売の絵本があるのですが、昨年の記事を書いた後の発売でしたので、お仲間に入れさせて下さい。 今年は気に…
ふくだじゅんこさんの『とりかえっこ とりかえっこ』を読んだ。 『とりかえっこ とりかえっこ』は乳児絵本に相当すると思うのだが、これがとっても良かった。ストーリーは単純明快でりんご、みかん、バナナ、メロンがお洋服(それぞれの皮)を脱いで、他の果…
『これはすいへいせん』を読んだ。 谷川俊太郎さんとtupera tuperaの初コラボとのことで、読む前から期待が大きかったのだが、読み終えたあと、とても愉快で穏やかな気持ちになれた。 この絵本は『つみあげうた』と言われる類のものである。 「つみあげうた…
昨日の記事に書いた通り、きのこを眺めながら公園を一周した。 きのこは好きだけど、そんなに詳しくはないため、説明などはできない。 けれど、色んなきのこを見ることができて楽しくなったので、写真を何枚も撮った。 山ではなく公園でもこれだけの「きのこ…
幼い頃、気がついたら白いうさぎのぬいぐるみがそばにあった。くたっとしたうさぎのぬいぐるみは座らせることもできず、ひげは切り取られ、お腹のあたりは赤と黒の縞々になっていた。目はぎょろりとしていて特別可愛いと思うぬいぐるみではなかった。当時、…
先日、夕飯を汗だくで作っている最中にインターホンが鳴った。私は汗を拭いながら、玄関まで早足で歩いて戸を開けた。そこには宅配便のお兄さんが汗を垂らしながら立っていた。「時間指定のお届け物ですー」とお兄さんが明るく声を発したので、思わず「暑い…
友達の生まれ育った地の話を聞くのが好きだ。 私の知らない風習があって、私の知らない文化がそこにはあって、一風変わった人なんかもいたりして。 ご近所同士との距離も土地によって様々だ。 私はそれらの話を聞きながら風景を思い浮かべ、日本って広いなぁ…
月に一度ぐらいの頻度でこどもの本屋『メリーゴーランド』へ行っています。 毎月変わるディスプレイはテーマが設けられており、今月はお菓子のようでした。ケーキ、チョコレート、ドーナツ……考えただけでほんの少し笑えるのがお菓子のいいところであり、春に…
こないだ、義母が回転寿司へ連れて行ってくれた。 そこは回転寿司ではあるが、チェーン展開している店ではなく、すし職人が握ってくれるちょっぴりお高めの回転寿司だったりする。ネタも新鮮でどれを食べても美味しいと思える、そんなお店だ。そのお店で娘が…
1年以上前に息子がいじめられていた話を記事にしたことがあります。 その記事は何かを訴えるために書いたのではなく、事例として書き残しておきたいと思い、何日もかけてやっと書いたものでした。書くのに何日もかかったのは、どのように書けば良いのか探っ…
福音館書店から発行されている「たくさんのふしぎ」3月号の『家をせおって歩く』を読みました。 発泡スチロール で作った小さな家を背負って歩き、全国各地を移動しながら生活するアーティスト、村上慧さんの暮らしを紹介しているのですが、これがなかなか興…
先日、ミルクロードを抜けて、雑貨屋Noviへ行った。 雑貨屋Noviも私にとっては居心地の良いお店で、置いてある食器、文具をゆっくり見て回った。そうして、いくつかの文具と本棚にあった古本を1冊購入してきた。 購入した本はアーシュラ・K・ル=グウィン、…
今年もだんだん終わりに近づいて来ましたね。 さて、私は絵本が好きなので、昨年同様「私が今年購入した絵本(今年発売したものに限る)」を書いてみました。購入した絵本以外に、関連するもの、または面白かったものもいくつか紹介しています。 気になる本…