バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

おもひでばなし

しっぽ

目の前にしっぽが落ちていた。 しろとくろの縞模様のしっぽは右に左に振り子のように規則正しく動いている。 これは、遊んで下さいの合図なのではないかと思い、恐る恐る手を伸ばしてしっぽの先に触れようとした。だが、私が右に手をやるとしっぽは左に動き…

子どもに頃に好きだった絵本「むるとめるのぼうけん」を購入したはなし。

Twitterを眺めていたら、とても懐かしい絵本の表紙が目に飛び込んできた。それは幼いときに好きだった絵本の1つ「むるとめるのぼうけん」だった。 「むるとめるのぼうけん」のあらすじは福音館書店のサイトに書かれている。 兄さんのむるは作りたがり屋。妹…

20190831 ~満員電車がイヤだったから

学生の頃、満員電車が息苦しくなってそのまま授業をサボったことがある。降りたのは新宿で、東口から出てぶらぶらと歩き伊勢丹へ行った。別に目的があって伊勢丹に入った訳ではなく、何にも考えたくなかったからとりあえず大きなデパートに自然と足が向いた…

20190824 ~キラキラしたもの

ロロ「いつ高」シリーズ二本立てを観てきた。高校の休み時間の風景を現役高校生が演じた一本目、放課後の風景を高校を卒業してそこそこ経った方が演じた二本目。対比の楽しさもあったが、どちらもキラキラと瑞々しく高校生であった頃の何気ないやり取りを思…

20190823 ~『音楽の会』に参加しました

『音楽の会』に参加した。 場所は先日『本の会』が行われた「ひびうた」で、参加するのははじめてだったけれど1度訪れた場所というのが私にとっては大きく、前回ほどの緊張感はなくリラックスできたように思う。驚いたのは金曜日夕方の道路の混み具合で、ま…

20190804 ~「きょうだい」っていいな

読んでいた本に出てくるきょうだいの性格描写の部分に納得していたら、なんとなく兄の顔が浮かんだ。 私と兄はおそらく仲は悪くないと思う。これといった喧嘩をしたこともなく、嫌な言葉を投げられたこともない。だが、私達は本当にお互い連絡を取り合わない…

20190802 ~「かわいい」が憧れだった

髪の毛を切った。 理由はいくつかあるけれど、一番大きな理由は汗をかいたら首の後ろに汗疹ができたようでひりひりしたからだ。担当の美容師さんに「切ってください!似合うように!」といつものように無茶ぶりをした。 「はい、任せてくださいよー」 「ショ…

寺地はるなさんの「夜が暗いとはかぎらない」を読みましたが、感想ではなく思い出話を書きました。

私が住んでいた街のデパートより小規模の商業施設の屋上でヒーローショーが行われるというチラシが新聞に挟まれて家に届いた。兄が「行きたい!行きたい!」と親にせがんだため、私も共にヒーローショーへ行くことになった。 商業施設の屋上は3分の1程度が…

断片

車の修理が終わったとの連絡を受けて車を取りに行った。2週間ほど代車に乗っていたのだが、私の体はすでに代車に慣れ始めていたようで自分の車だというのに座った直後に違和感を感じた。ハンドルの太さ、視界、ウインカーの音などの違いに戸惑ったのだ。数十…

梅のど飴のようだった

「飴をなめたのって本当に久しぶり」 お姉さんはもらったマスカット味の飴の袋の端にあるギザギザをきれいに縦に裂いた後、緑色をした飴を口に放り込んで言った。そういえば私もそんなに飴を舐めない。冬は喉がいがいがするからのど飴をなめるけれど、春から…

2018.2.14

塾の保護者会の場で「この時期は生徒以上に親が緊張していることが多い」と講師が言っていた。確かに私も息子の受験を控えているので、まったく緊張していないわけではないけれど、何に緊張するかは人によって少しずつ異なるような気がしている。私の緊張は…

「ホオミャア」

「うち、ピンクの髪やからすぐわかると思うねん」 その昔、某音楽サイトで知り合ったナツコと会うことになり、顔をみたことがないのにわかるかしら?と尋ねたらそう言われた。実際に会ってみるとナツコの髪は確かにピンクだったけれど、ビビッドな色を想像し…

どんな絵本を読んできた?

母が幼稚園教諭(のちに保育士)であったためか、家にはたくさんの絵本があった。毎日毎日本棚から絵本を取り出して読んだり、読み聞かせてをしてもらっていたので「思い出の絵本は?」と問われると逆にしばらく悩む羽目になった。 私にはとにかく何度も擦り…

「たべるのだいすき」

私が通っていた中学校は白飯は家から持参し、おかずのみを業者が届けるというかたちをとっていた。業者から届けられるおかずは何度も使ってだいぶくたびれているような容器(お弁当箱)に入っていた。 容器をあけると中は3つに仕切られており、メインのおか…

笹の舟に横たわる

こどもの頃、自分より年下の子に慕われることが多かった。 遠い親戚にしぃちゃんという女の子がいた。間柄は遠いのだけれど、家が3つ隣の町とわりと近かったため、年に数回会うことがあった。はじめて会った時はお互いに様子を伺って親の後ろに隠れながら相…

奈良美智『for better or worse』へ行った。

豊田市美術館で開催されている奈良美智『for better or worse』へ行った。 http://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/2017/special/narayoshitomo.html 駐車場に車を止めてから美術館へのゆるやかな坂をのぼっていくだけで汗がじんわりとにじんでいた。…

『夏がきた』  ~夏の日の思い出ばなし

7月に入ったとたん、急に暑さが増してきた。 公園の草取りをして、首をつたる汗を感じている時に夏のにおいがした。 夏の日の思い出といえば、市民プールを外すことはできない。 小学生だった頃、夏がやってくると私は友達と自転車で市民プールへ遊びに行っ…

『団地のはなし』

家から歩いて10分ぐらいのところに5階建ての団地が2棟建っていた。その団地は通学路のすぐ脇にあったので、私はいつも団地を眺めながら登校していた。 戸建てに住んでいた私にとって団地というものは不思議な存在だった。この大きな建物の中にいくつもの家…

ちょうちょがひらひら飛んだから

ちょうちょが2匹ひらひら飛んでいるのに見惚れていたら、乗っていた自転車がフェンスに突っ込んで転んでしまった。 小学生の頃の話である。あまりのバツの悪さに、誰にも見られていないかあたりを見渡してみると、自転車に乗ったおばさんが不思議そうな目を…

レモンスカッシュ

仕事をしている人の手に惹かれるようになったのはいつ頃からか考えてみたのだけど、おそらく国鉄時代の駅員さんがハサミを器用に操り、硬い切符を次々にパチンパチンと切っていた時のような気がする。 母が東京へ買い物へ行くとき、私も度々連れて行ってもら…

まよなかのふたりごと

車に乗りながらいろんな音楽を聞いている。最初は軽快に運転しやすい曲、春っぽい感じの曲などを選んでいたのだが、徐々に昔のCDを引っ張り出してきて片っ端から聞いてやろうじゃないか!コーナーへと変貌していった。 SINGER SONGERの「初花凜々」を何度か…

やっぱりかわいいものが好き。

Twitterでみかけたコージーコーナーの魔法の本パッケージのチョコレートを購入した。 実際に手に取って眺めても可愛かったのだ。 開けてもやっぱりかわいい。 空き箱をどう使おうかとにやにやしながら楽しんでいる。 その前にゆっくり味わうことにしよう。 …

ペダルを踏め!

未だかつてジャニーズにハマったことがない。テレビを眺めていてかっこいいな、光ってるな、などと思ったことは何度もあるが、特定の人が出ている番組をチェックしたり、その人目当てで雑誌を購入したことはない。 だが、そんな私でも思い出と紐づくジャニー…

妹のように可愛がってくれたヒト

高校生の頃のある夏の日の夜。 家に兄の友人、フミくんが遊びに来ていた。兄の部屋から時折もれる二人の笑い声を聞きながら、すでにお風呂をすませた私はパジャマ姿で本を読みながら自分の部屋をごろごろ転がっていた。しばらくすると、兄がやって来て「フミ…

今 夏の香りがしました

通りかかった川の上にとんぼがたくさん飛んでいた。 とんぼを見るとかこさとしの「とんぼのうんどうかい」を思い出す。力を合わせてギャングこうもりをやっつけるのが清々しくて好きだった。 こどもの頃に読んだ絵本というのは絵本の内容もさることながら、…

『なきむしこぞう』を読みました ~愛らしくてきらきらした宝石が落ちるようなお話でした

幼い頃、気がついたら白いうさぎのぬいぐるみがそばにあった。くたっとしたうさぎのぬいぐるみは座らせることもできず、ひげは切り取られ、お腹のあたりは赤と黒の縞々になっていた。目はぎょろりとしていて特別可愛いと思うぬいぐるみではなかった。当時、…

穴のむこうに見える景色をのぞいてみたい

先日、夕飯を汗だくで作っている最中にインターホンが鳴った。私は汗を拭いながら、玄関まで早足で歩いて戸を開けた。そこには宅配便のお兄さんが汗を垂らしながら立っていた。「時間指定のお届け物ですー」とお兄さんが明るく声を発したので、思わず「暑い…

ピアス!ピアス!ピアス! ~金属アレルギー対応でもかわいいピアスはあるのです☆

ピアスを開けたのは高校を卒業した時だった。 なにかを変えたいとかそういった思いの他に、ただ単純に可愛いピアスをつけたかったのだ。それまで好んでイヤリングをしていたが、知らぬ間に落としてしまったり長時間つけていると耳たぶが痛くなったりしたため…

おばさんって良いよ☆

先日、知り合いの男性(30代前半、見た目は怖そうで体もでかい)が車を運転中、コンビニから出てきた車にぶつけられたらしい。ぶつけたのは18歳の女性で上下スウェットという「今、部屋からちょっと出てきたんですー」ぐらいのラフな格好だったそうだ。たま…

お楽しみは一番最後にとっておきましょう

なにもかもがなくなって更地のようになった地にうずたかく積まれていたのは、海水に浸かり、もう生きることのない車の数々だった。 あの時に見た車の山をおそらく私は忘れることはない。 *** 穂高明『青と白と』を読んだ。 故郷仙台を激震と大津波が襲っ…