バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

20181104 ~雪子さんの足音

音のない、しとしとした雨の降る中図書館へ行った。図書館へ行くのは久しぶりだった。車を駐車場にとめ50mほど先にある入り口まで小走りするか、傘をさすかで迷ったが、本がぬれても困るので傘を手にとりゆっくり開いた。玄関はぬれていて滑るため、そこだけ…

20181101

朝晩は冷え込むようになってきた。毛布に包まれた体の重さを感じつつ、寝返りを打つ際もモソモソと毛布の中で芋虫のように動く。夏であればお腹を冷やさぬようにとタオルケットは使うものの寝返る動きは大振りで大胆だ。 夜の音は夏ほどの賑やかさはなく時々…

伊勢河崎一箱古本市

日曜日に伊勢河崎で行われた一箱古本市へ行った。 昨年は雨が降ったため、室内での開催となったが今年は晴天で穏やかな日であった。勢田川沿いに20以上のお店が並ぶ。そのうちの1つは友人が出店しているため、私も少しだけ本を置かせてもらった。 主に絵本を…

封筒地紋を眺めているだけで時間が過ぎていく

目白にある「ポポタム」さんで地紋総合研究所さんの『封筒地紋』を購入しました。 そもそも「封筒地紋」とはなにかと言うと、封筒の内側に印刷された文様です。請求書など機密性の高い書類をおさめる際、内側に地紋を印刷することにより、外側からの判読を防…

寺地なるなさんの『大人は泣かないと思っていた』を読みました

私が生まれ育ったところは大きなビルなどはなく、どこにでもありそうな平凡な街であったのでずっと「自分が住んでいるところが『田舎』というものだ」と思っていた。 だが、実際にはただの中堅都市で、本当の田舎に住んでいる人に言わせれば困らない程度にお…

2018.6.25

考えることが多すぎて、適切な言葉がみつからないままこの記事を書いている。「考えること」は今日知った衝撃的な事件のこともあるけれど、もっと身近なこともあってまだ私の中でまとまっていない。 というか、進むべき方向はすでにわかっているのだけれど、…

本のある風景

三月の終わりに名古屋へ行った。 一番の目的は三月末で閉店したメルヘンハウスへ行くことだった。私は関東で生まれ育ったのでメルヘンハウスへ行ったのは現在の住まいへ越してからのほんの数回程度であるけれど、温かく居心地の良い場であることはすぐに感じ…

梅のど飴のようだった

「飴をなめたのって本当に久しぶり」 お姉さんはもらったマスカット味の飴の袋の端にあるギザギザをきれいに縦に裂いた後、緑色をした飴を口に放り込んで言った。そういえば私もそんなに飴を舐めない。冬は喉がいがいがするからのど飴をなめるけれど、春から…

自由に本が読めるので。

現在、放送されている「越路吹雪物語」を見ている。越路吹雪に興味があるわけでも出演者に興味があるわけでもなかったが、前クールの「トットちゃん!」の流れで今回も見始めたら思ったより面白くて毎日楽しみにしている。私は月丘夢路役の早織さんの雰囲気…

寺地はるなさんの『架空の犬と嘘をつく猫』を読みました

寺地はるなさんの『架空の犬と嘘をつく猫』を読んだ。 「嘘吐き」の家系の羽猫家――3人目の子供を亡くしたことを受け容れられず空想の世界で生きる母、愛人の元にすぐ逃げる父、それの全てに反発する姉、そして、思い付きで動く適当な祖父と、比較的まともな…

大人の科学マガジン「小さな活版印刷機」を使ってみました☆

大人の科学マガジン「小さな活版印刷機」を購入しましたー。 大人の科学マガジンの付録が活版印刷機との情報を得た時にすぐに予約して手に入れることができました。眺めているだけでもテンションが上がりますが、やっぱり印刷してみないことには楽しめないの…

「ホオミャア」

「うち、ピンクの髪やからすぐわかると思うねん」 その昔、某音楽サイトで知り合ったナツコと会うことになり、顔をみたことがないのにわかるかしら?と尋ねたらそう言われた。実際に会ってみるとナツコの髪は確かにピンクだったけれど、ビビッドな色を想像し…

移り変わり

津の大門で行われた「津ぅのドまんなかブックテラス 」へ行った。 メインは一箱古本市だったので、ぶらぶらしながら絵本を物色し、スズキコージの「エンソくんきしゃになる」を購入した。「記名があるので10円でいいですよ」と言われ10円を支払った。エンソ…

寺地はるなさんの『みちづれはいても、ひとり』を読みました

寺地はるなさんの『みちづれはいても、ひとり』を読んだ。 結婚はしているけれど、子供はいない。しかも夫と別居中で、ちょっと前まで契約社員で今は職を探している弓子39歳。 男とすぐに付き合ってしまうけれど、二股をかけない、既婚者とは関係を持たない…

2017.9.26 ~金木犀の香りに惑わされて

バナナケーキ(チョコとクルミ入り)を焼いたのだが、できあがりがいまいちだった。チョコがしつこかったような気もするし、全体のバランスがあんまりよくない。まあ、そこそこは美味しいのだけれど。 次はジンジャーケーキあたりのもう少しさっぱりした感じ…

どんな絵本を読んできた?

母が幼稚園教諭(のちに保育士)であったためか、家にはたくさんの絵本があった。毎日毎日本棚から絵本を取り出して読んだり、読み聞かせてをしてもらっていたので「思い出の絵本は?」と問われると逆にしばらく悩む羽目になった。 私にはとにかく何度も擦り…

酒井駒子さんの『森のノート』が美しくて好きだ。

なんでもない日常をつらつらブログに書いていたら「私とは見えている世界が違う」と言われたことがある。その一言がずっとどこかに残っていて、他の人が見ている景色を覗き見れたら良いのにと思うことがある。 酒井駒子さんの『森のノート』を購入した。 私…

少しだけ自信が持てる私の特技

私はずっと子育てには自身がなく、なんとかその日その日を過ごしているのだけれど、そんな私でも「ここだけは負けないのではないか?」と思っていることがある。 それは我が子の性格と行動パターンを読み取ることである。 娘は10歳、息子は14歳、いずれにせ…

きのこステンレスボトルを購入した女が綴るただの日記。

夏の終わりにショッピングモールをうろうろしていたら、可愛いステンレスボトルを発見したので購入した。 ちょうど欲しかったのだ。今使っているステンレスボトルは赤ずきんの絵が描いてあって可愛かったのだけれど、使い込むうちに絵が剥がれ、今は赤ずきん…

笹の舟に横たわる

こどもの頃、自分より年下の子に慕われることが多かった。 遠い親戚にしぃちゃんという女の子がいた。間柄は遠いのだけれど、家が3つ隣の町とわりと近かったため、年に数回会うことがあった。はじめて会った時はお互いに様子を伺って親の後ろに隠れながら相…

「それぞれのタイムライン」

ここ数年で私は何を学び何を得ているのか、手ごたえを感じずにわからなくなったりしていた。例えば、学校へ通っている時は学んだことに対してテストがあり、少なからず知識を得たことをはかれたり、感じられたりしていた。それに対し、現状は何ができるよう…

『デザインのひきだし』第31号が付録も盛りだくさんで素敵だったのです☆

『デザインのひきだし』第31号を購入しました。 「デザインのひきだし」は以前から興味があって、今までも欲しいなって思った時もあったのですが、なかなか手が出せずにいました。 けど、今回の号は本紙の内容もさることながら、付録が豪華と聞いて購入に至…

二度寝に喜びを感じつつ、本を読んだりしています

ここのところ、ずっと眠い。よく眠れるのは夏がきていない証拠とも言えよう。夏になると汗がべたっ、蚊がぶーんとして眠れないのだからね。 夜が短くなり、昼が長くなったのは実感している。とにかく朝、明るくなるのが早い。間違って4時頃に目を覚まそうも…

『団地のはなし』

家から歩いて10分ぐらいのところに5階建ての団地が2棟建っていた。その団地は通学路のすぐ脇にあったので、私はいつも団地を眺めながら登校していた。 戸建てに住んでいた私にとって団地というものは不思議な存在だった。この大きな建物の中にいくつもの家…

『ペーパーボーイ』を読みました ~YAらしい清々しい気分になりました

『ペーパーボーイ』を読んだ。 読もう!と思いながら、後回しにして忘れかけた頃、日本翻訳大賞の最終選考対象作の中に「ペーパーボーイ」をみつけて、思い出したのだ。 1959年,メンフィス.ぼくは夏休みのあいだ,友達のラットに代わって新聞配達を引き受…

ゆらめく

人の気配を感じると、落ち着いたり震えたりする。 それは相手次第であって、あの人だと思うと、近くにいる安心感で落ち着くし、また別のあの人だと思うと、関わりを持ちたくなくて心が震え、息を殺す。 「気配」は物理的な距離だけの話でない。 例えばインタ…

寺地はるなさんの『今日のハチミツ、あしたの私』を読みました

寺地はるなさんの『今日のハチミツ、あしたの私』を読んだ。 恋人の故郷である朝埜市で、蜂蜜園の手伝いを始めることになった碧。蜜蜂たちの暮らしの奥深さを知る日々のなか、十六年前に自分の人生を助けてくれた不思議なできごとを思い出す――。草木がゆたか…

「眠れない夜は体を脱いで」

太陽の光が優しく降り注いでいる穏やかな日だった。 毛布を干したあと、空気の入れかえするべく部屋の窓を開けた。ほんの少し前まではどれだけ天気が良くても、窓を開けるとものの数分で肌寒く感じたが、今日はずっと窓を開けていられた。少し目のつりあがっ…

奈良県大和郡山市にある『とほん』へ行ってきた

「行きたい!」とずっと思っていた『とほん』へ行った。 おそらく1年以上前から行きたいと思ってはいたけれど、うちから車で100キロ以上ある距離に少々怖気づいて一歩が踏み出せずにいた。 だが、車も新しくなったことだし、陽気も良いし、「こりゃ、行ける…

寺地はるなさんの『月のぶどう』を読みました

寺地はるなさんの『月のぶどう』を読んだ。 実家である天瀬ワイナリーを営み発展させてきた母が、突然倒れ、かえらぬ人となった。 優秀で美しい母を目指して生きてきた双子の姉・光実(みつみ)と、二十六歳になっても逃げることばかり考えている弟・歩(あ…