バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

2022-01-01から1年間の記事一覧

フルーツパフェを食べたはなし

先日、娘が15歳になった。 「15歳なんだから、R15指定いけるようになったね」 「ってか、15って中途半端じゃね?リアル中二病をでもないし、成人でもないし」 「まあ、とりあえず、おめでとうだね」 誕生日にかわいいリュックが欲しいとねだられ、娘が選んだ…

ごめんなさい、ありがとう

家の前に生き絶えたカナブンが落ちていた。甲虫らしくつやつやした体で、息をしなくなってからそんなに時間が経っていないようだった。土の上ならば、そこに蟻が群がり、やがて土に還るのだろうけれど、土のない場所で動かなくなったカナブンはどうなるのだ…

愛しいもの

先週の金曜日はお休みだったので、映画を観に名古屋へ行った。 伏見ミリオン座にて『リコリス・ピザ』 面白かったー! 好きって感情を持つと理解できない行動に出ちゃうもの。 ただもう、全力疾走で走ってる感じが堪らなく愛おしかった。 個性的な人物たち、…

ありがとう

「ご自宅用ですか?」 「はい、そうです」 「どちらも虫の本ですねぇ」 「ええ、虫が好きなんで。サイン本あるって知って買いに来ちゃいました」 「そうなんですよ。ご近所に住んでいらっしゃるから、サイン本書いてーって呼び出して書いてもらったんです」 …

考える

昨日、娘を塾へ送って行った後、スーパーへ向かった。一時は高騰していた野菜の値段がだいぶ落ち着いてきたので、安心してかごへ野菜を入れる。1つの品物をかごへ入れ、頭の中でおおよその合計金額を算出しながら買い物をするのと、それをしなくても良いとき…

揺らめき

しとしと、とは表現されない強い雨に「梅雨なんだな」と思ったのも束の間、驚くほど気温が上がり、心も体もついてきてくれない。 蛙がぴょんと跳ね、青くてツヤのある葉の上に打ちつける雨を見るのが好きなのに、私の大切な時間は何処へ行ってしまったのだろ…

『ホンツヅキ三重』へ行きました

『ホンツヅキ三重』へ行った。 「ホンツヅキ三重」は三重県内の古書店9店が集合した古本市だ。三重県内で古本屋さんが集まった古本市は今まで開催されておらず、話を聞いた時から心待ちにしていた。 本好きの方と会うたびに合言葉のように繰り返された「こ…

旅する思い

自分が明るい人であるのか暗い人であるのか、いつもわからなくなる。 自分勝手でありたいと思うのに、他の人の心を読もうとしてしまう。 前に進んで転がって。ずっとずっと転がっていたら穴にすっぽり落ちるだろうか。 ホールインワン。 誰かが手を挙げ、大…

立ち話

自身を守るために避けて通るのが懸命だとわかっていても、避けたゆえに明確な答えがみつからなくなることがいやで、結局は勇気を持って真正面からぶつかっていってしまう。 それはきっと下手な生き方なのだろうけれど、自分に正直だと思う。 どれだけ心が痛…

光るきのこ 「ヤコウタケ」を栽培しました!

5月のある日。 いつもお世話になっている岩出菌学研究所さんからヤコウタケ栽培キットが届きました。 今年は装いもあらたにクラフト紙の箱でした。つつみあれいさんが描くヤコウタケちゃんのイラストが可愛らしい。 (後ろに並んでいる箱は今までに私が育てた…

パカーン!

ヤコウタケ、一箱古本、峠越え、観劇、本……書きたいことはたくさんあるけれど、今日はすべて横に置いておく。 では何を書くのかと言えば、何も決まっていない。ブログを書くときに着地を決めずにだらだら書くことが度々ある。着地を決めてしまうとかえって書…

6月。 不安定な5月を生き延びた先の6月はどんな日が待っているのかと期待したが、昨夜はあまり眠れず、今日も穏やかになれなかった。 月初の忙しさに加え、横から仕事を挟み込まれる。できれば言いたくないことも言葉にしていかないと、私の尊厳が守られない…

2022.5.26

雨音がする。 雨が窓を叩く不規則なリズムに乗れないでいる。 火曜日に病院へ行った。 先日の検査結果を聞きに行ったのだ。予約をしていたけれど、多くの人がイスに座っていたので「これはもしや予約をしても遅くなるやつでは……?」などと不安になったが、私…

素顔

心がずっと痛くて呼吸が重いので、頑張らずに生きていようと思う。 だって、もう十分頑張ったと思うのだ。 日々、実働9時間くらい働いていて、家事をし、世話と言うほどではないけれど、子どもに声をかける。笑って生きて……もういいではないかと思う。 「見…

ねむっていたい

足の裏に意識を集中させ、地の上に立っている自分を感じる。 立っているということだけで幸せと思えた日を想像する。 それができるならもう、何もなくてもいいのではないかと思う。 何年も暗い水の中から浮上出来ないでいるような気がしている。光の射す方向…

カモン カモン!

映画『カモン カモン』が観たくて、上映館を調べたら、近場で上映されていなかったので、名古屋までレッツゴー。 はじめてミッドランドスクエアシネマへ足を踏み入れた。場所がわかるかなと心配したが、名古屋まで同行していた息子(完全別行動)が、ミッドラ…

ゆるやか

朝、ぱぱっと作ったサンドイッチを持って公園へ行った。この公園はグラウンドやテニスコートがあるため、人がそれなりにいるけれど、そこまで混むこともないので時々訪れる。なにより、高台に上ると海が見えるのが良い。駐車場から高台を見上げたらすでに先…

適度なあきらめ

5月6日。 休日のあいだに挟まれた仕事の日はメールが溜まりまくっていて、結局処理が終わらなかった。本当は目処が経つところまでやりきりたいけれど、定時に帰宅し、娘を塾へ送らねばいけない。 そういう時は余計なことを考えず、きっぱりと諦める。私は勤…

髪の毛を切った

5月5日。連休最終日。 ゴールデンウィーク中、車に乗っているとき、鯉のぼりを探していた。田んぼの近くで揺らいでいるような大きな鯉のぼりを探していたのだけど、思ったより見つけるのが難しく、私が頭で描く鯉のぼりには出会えなかった。 今はもう少しお手…

ミドリノヒ。

5月4日。 今回のゴールデンウィークは遠出をせず。 今年度は娘が受験生でお盆も年末年始も帰省しない予定なので、ゴールデンウィークぐらい帰省しても良かったかなとゴールデンウィーク終盤になって思う。 でも、動きが少なかっただけゆっくりできたのだから…

木漏れ日

娘が友達と名古屋へ出かけたため、息子を行きたい場所へ連れていった。 幼い頃から息子の行きたい場所は娯楽施設ではない。昔はエレベーターのあるところであり、今は決済端末のあるところである。 今回は伊勢のLaLaパークスタート。そこからひたすらスーパ…

空間

先日、部屋の片付けをした。 息子が4月から専門学校へ進学したこともあり「いらなくなった教科書や服を確認して捨てましょう」デーを設けたのだ。そもそも、息子には3月末までに部屋を片付けるようにお願いしていたのだけれど、1人ではどうにもやる気がでな…

私には五感があるので

嫌いではなく、どちらかと言えば好きなのに、どう接して良いかわからないひとがいる。どうみても、よいひとで、だからこそ、上手く接することができない自分の心の狭さに辟易する。 けれど、そのひとをすべて受け入れることは、傷ついた私を見ないことにする…

花のささやき

4月は慌ただしく過ぎるものと思ってはいたけれど、ここまで予定がぎっしりつまっている月も珍しいのでは?と思えるほど、毎日が駆け抜けていく。 最近のできごと。 ちくさ座で行われた「冬にわかれて」のライブへ行った。はじめて訪れたちくさ座はステージを…

20220407 ~色を重ねる

桜は満開をすぎて散りゆく頃が儚くて美しいとおもう。 今年も車窓から桜を眺めるにとどまった。この時期は忙しい。物理的にも精神的にもあわあわしていて落ち着きがない。いつか、桜をだれかとゆっくり眺めながら歩きたいとずっと願っている。 ささやかな夢…

hibi

慌ただしく過ぎ去る日々。 心の平穏が保てているのか疑うこともあるけれど、その努力はしていると思う。 書くことを後回しにしてしまいがちなので、少しハードルを下げて近況を写真で。 ブロッコリーが安かったので、ブロッコリーを中心にピクルスを作った。…

花を買いに行く

視覚でとらえることのできない春を体で感じる。この時期、鼻がむずむずすることで春を感じる人は多いと思うが、私はそれよりも顔がぴりぴりすることで春を感じとる。 紫外線。 侮ることなかれ。 日焼け止めを塗るが吉。 心が水平ではないと思うとき。 私は花…

花蕾

ほんの少し書くことから遠ざかっていたら、もう、春の気配がすぐそこまでやって来ていた。 春は足音を立てていただろうか。 耳を澄ますことさえしていなかった私はきっとさびしかったのだと思う。 先日購入したくらはしれいさんのイラストを飾った。落ち着い…

20220224 ~しんしんと

今年の2月は雪の降る日が多い。 しんしんと雪が降るときの静けさはたまらなく好きなのだが、翌日の仕事を考えてハラハラしてしまう。 子どもの頃のように何も考えず、ただワクワクする気持ちで雪を眺めたい。 *** 私はどうやら同じことを何度も聞かれると…

20220216 ~混ぜ合わせる

雲のあいだから月が顔を出していたので写真を撮ろうとしたが、手を動かしてしまい、ぐんにゃりした写真になった。 パレットの上で何色かの絵の具を混ぜ合わせたような色は、すっきりしているようで何かを抱えている私の心境にぴったりだった。 最近は流れに…